2017年7月07日

便利と豊かさについて 宮崎駿より学ぶ

宮崎アニメがテレビでやっていたので
少し書いてみようと思いました。

宮崎駿の手法のひとつに
登場人物の生活動作を緻密に
徹底的に
描くというものがあります。

宮崎駿は映画を造り始める時に
脚本を書くのではなく
数枚の絵コンテを書き
そこから、登場人物を
どう動かしていくかを
考えて映画を作るという
説もあります。
本当なのかは分かりませんが。

登場人物が、ある環境の
中でどう振舞うか

登場人物が身の周りにあるものを
使ってどう動くか

登場人物が道具を
どう使うか

とにかく徹底的に描いています。

そして、どのシーンも
工業製品ではなく、人間が手を使って作った
道具やモノを使用しているので
人間の動きが多いというか
いちいち面倒です。
でも、どれをとっても
とても豊かなシーンです。

アニメの時代背景が
昔だから当然だ
とは言わずに

これを、ブリコラージュと
論じる人もいます。

宮崎アニメの中の人は
不便な環境で生活している
でも、豊かに見える

不便だけど、豊かな生活をしている

不便ばかりな家を造ったら
お施主さんからクレームが出ますが、
豊かな家を造るための
重要な何かがあると常々思います。

ランキングに参加しています。
良ければ押して下さい!
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅(業者)へ
にほんブログ村

2017年7月7日